テキスト フィールドは、ユーザーが文字、数字、またはその両方の入力が可能です。テキスト フィールドにアクションの割り当て、テキスト形式の定義、フィールド値の検証、テキスト フィールドの計算を実行することができます。Right PDF で提供するすべてのフィールド作成ツールの中で、コンボ ボックスおよびテキスト フィールドのみがフィールド値の計算を実行できます。詳細については、フィールド値の計算を参照してください。

  1. PDF を開き、[フォーム] > [テキスト フィールド] を選択します。

  2. ページ上で、長方形をドラッグしてテキスト フィールドのサイズと位置を指定します。

  3. [テキスト フィールドのプロパティ] ダイアログ ボックスを表示するには、次のいずれかの操作を行います。

    • マウスのボタンを放してテキスト フィールドの作成を完了すると、[テキスト フィールドのプロパティ] ダイアログ ボックスが自動的に表示されます。

    • サイドバー ナビゲーション ウィンドウまたは [基本] > [選択] ツールを選択し、テキスト フィールドをダブルクリックします。

  4. [全般] タブで、フィールド名、ホバー テキストおよびその他のテキスト ボックスの属性を設定します。フィールドを必須項目にするには、ダイアログ ボックスの下部にある [必須] をオンにします。また、[必須フィールドのハイライト表示の色] を使用すると、必須フィールドをハイライト表示して、ユーザーの注意を必須フィールドに向けさせることができます。詳細については、フォームの環境設定を参照してください。

  5. [オプション] タブで、次の設定を行います。

    • 整列  フィールド内のテキストを左、右、または中央に揃えます。

    • 既定値  ユーザーの入力によって上書きされるまでテキスト フィールド内に表示するテキストを指定します。既定値を使用して必要なフォーマット (例: 姓、名、社会保険番号など) を提案することができます。[既定値] フィールドの下にあるオプションを使用してデフォルトのテキスト属性を設定します。

      • 複数行  テキスト フィールドに複数の行を入力できるようにします。

[複数行] を選択解除した場合 (左)      [複数行] および [長いテキストをスクロール] を選択した場合 (右)

  • 長いテキストをスクロール  長さの制限なしで入力を可能にします。スクロールして、テキスト フィールドの境界線を超えた長さのテキストを表示することができます。

  • 文字数制限___文字  テキスト フィールドに入力できる最大文字数を定義します。

  • パスワード  ユーザーが入力したテキストを一連のアスタリスク (*) として表示します。このオプションは、[複数行] が選択されていない場合にのみ使用できます。

  • マス目で区切る___文字  ユーザーが入力したテキストをテキスト フィールドの幅全体に均等に配置します。例えば、「5」を入力すると、フィールドは 5 つのボックスに均等に分割され、各ボックスに 1 文字のみが入力できます。このオプションは、他のチェック ボックスが選択されていない場合にのみ使用できます。

それぞれ 4 文字のマス目で区切る 2 つのテキスト フィールド (左)     マス目で区切るプロパティを指定していないテキスト フィールド (右)

  1. [フォーマット] タブでは、[なし] がデフォルト フォーマットとして設定されています。フォーマットを指定しない場合、フィールドの値は入力されたとおりに表示されます。フィールドを自動的にフォーマットするには、フォーマット分類からフォーマットを選択します。

  2. [検証] タブで、指定した範囲、文字、または値だけに入力を制限し、指定したフォーム フィールドに適切なデータが確実に入力されるようにします。

    • フィールド値の検証  オンにすると、検証を有効にします。

    • フィールド値の範囲を指定  フィールドに入力可能な数値の範囲を指定します。このオプションは、[フォーマット] タブで [数値] を選択した場合にのみ使用できます。

    • カスタム検証スクリプトを実行  作成または指定した JavaScript を使用して検証します。JavaScript を作成および編集するには、[編集...] をクリックします。

  3. [計算] タブで、ドロップダウン メニューから計算方法を選択します。選択した計算方法を使用して、既存のフォーム フィールドに入力された値を計算し、その結果を表示します。詳細については、フィールド値の計算を参照してください。

注意: [オプション] タブで既定値としてテキストを設定している場合は、[数値]、[日付]、[時刻]、または [特殊] をフォーマットとして設定することはできません。これらのフォーマットは、設定した既定値と一致しません。