証明書による署名を選択する理由

証明書ベースの署名は、従来の手書き署名と同じように、ドキュメントに署名した個人を識別することができます。手書き署名とは異なり、証明書ベースの署名には署名者固有の情報が暗号化されて格納されているので、偽造することは困難です。署名者は最初にドキュメントに署名した後にドキュメントが変更されたかどうかを簡単に確認し、受信者に知らせることができます。


証明書 ID の機能

証明書 ID を使用して、(1) PDF にデジタル署名、(2) 他のユーザーから受け取ったドキュメントを検証、(3) 受信者の権限を設定することができます。

  • ドキュメントに署名  証明書 ID を使用してドキュメントを認証すると、受信者がドキュメントの署名者の真正を確認きます。

  • ドキュメントの検証  署名されたドキュメントを受け取った後、すべての署名を検証して、ドキュメントのすべての署名者の同一性を確認できます。ドキュメントが転送中に変更された場合、以前署名されたドキュメントのすべてのバージョンを追跡して、ドキュメントに加えられた変更を確認できます。

  • 受信者の権限の設定  ドキュメントを認証し、受信者に対して許可する操作を指定することができます。また、証明書を使用して、ドキュメントを暗号化し、印刷、コピー、編集などの特定の機能の使用を制限することもできます。


署名の種類

署名者と作成者の目的に応じて、2 つの種類の署名を適用できます。ドキュメントの承認署名、認証署名またはその両方を含めることができます。

  • 承認署名  承認署名は、ドキュメントの内容を承認することを示すデジタル署名です。デジタル署名を使用して、複数のユーザーが PDF に複数回署名することができます。

  • 認証署名  認証署名は、ドキュメントに適用される最初の署名である必要があります。ドキュメントが既に署名されている場合、ドキュメントを認証できなくなります。ドキュメントを認証する際に、他のユーザーが行うことができる変更の種類を制御できます。