PDF または PDF ポートフォリオの証明書による暗号化
PDF または PDF ポートフォリオを暗号化するには、[証明書によるセキュリティ] ダイアログ ボックスを使用します。また、暗号化するドキュメント コンポーネントや信頼できる受信者などの証明書設定をセキュリティ スキームとして保存し、PDF を暗号化するために再利用することもできます。
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次のいずれかの操作を行って、[証明書によるセキュリティ設定] ダイアログ ボックスを開きます。
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単一の PDF または PDF ポートフォリオ内のコンポーネント PDF の場合、PDF を開き、[セキュリティ] > [暗号化] > [暗号化] > [対話型証明書] を選択します。または、[ドキュメントのプロパティ] ダイアログ ボックスを開き、[セキュリティ] タブをクリックし、[セキュリティ方法] ドロップダウン メニューから [証明書によるセキュリティ] を選択します。
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PDF ポートフォリオ全体の場合、PDF ポートフォリオを開き、[ファイル] > [ドキュメントのプロパティ...] > [セキュリティ] を選択します。[ドキュメントのプロパティ] ダイアログボックスで、[セキュリティ方法] ドロップダウン メニューから [証明書によるセキュリティ] を選択します。
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メッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
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[証明書によるセキュリティ設定] ダイアログ ボックスで、設定をセキュリティ スキームとして保存するかどうかを決定します。[次へ] をクリックします。
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暗号化するドキュメント コンポーネントを選択し、[暗号化アルゴリズム] ドロップダウン メニューから暗号化のレベルを選択して、[次へ] をクリックします。暗号化アルゴリズムとキー サイズは互換性のある PDF バージョンによって異なります。受信者が使用している PDF リーダーまたは PDF アプリケーションと互換性のある PDF バージョンを選択します。
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[128-bit] を選択した場合は、ドキュメントを開くために受信者は PDF 1.5 およびそれ以降が必要です。
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[128 bit AES] を選択した場合は、ドキュメントを開くために受信者は PDF 1.6 およびそれ以降が必要です。
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[256-bit AES] を選択した場合は、ドキュメントを開くために受信者は PDF 1.7 およびそれ以降が必要です。
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暗号化された PDF の受信者のリストを作成します。後でドキュメントを開くことができるように、必ず自分自身の証明書を受信者リストに含めます。[信頼できる連絡先] から受信者を選択し、[追加 >>] をクリックして受信者リストに追加します。次に、暗号化設定を次のように変更できます。
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さらに信頼できる ID を追加するには、[信頼リストに証明書をインポート]
をクリックし、証明書ファイルを選択します。
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信頼できる受信者の情報を確認するには、受信者を選択し、[受信者の詳細]
をクリックして [証明書の属性] ダイアログ ボックスを開きます。
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受信者を削除するには、削除する受信者を選択し、[削除 <<] をクリックします。証明書を使用して暗号化されたファイルにアクセスしない場合を除き、自分自身の証明書を削除しないでください。
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各受信者の権限を個別に定義するには、受信者を選択し、[権限の設定]
をクリックします。[受信者の権限設定] ダイアログ ボックスで、必要に応じて設定を変更し、[OK] をクリックします。受信者の権限設定の詳細については、PDF 内容の編集、印刷、コピーの制限を参照してください。
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[次へ] をクリックして設定を確認し、[完了] をクリックします。[今すぐ保存] をクリックしてセキュリティ設定をドキュメントに適用します。

受信者のリストを作成 A. 信頼リストに証明書をインポート B. 証明書を作成 C. 権限の設定 D.受信者の詳細
PDF への証明書によるセキュリティ スキームの適用
証明書ベースのセキュリティ スキームを作成して、すべての証明書設定を保存しておくと、それを再利用してより効率的に作業できます。受信者が通常同じ場合は、その設定をスキームとして保存し、セキュリティ設定を適用するたびに受信者を再度追加することなく、セキュリティ スキームをドキュメントに直接適用することができます。
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PDF または PDF ポートフォリオを開き、次のいずれかの操作を行って、[セキュリティ] パネルを開きます。
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必要に応じて、証明書ベースのセキュリティ スキームを作成します。[セキュリティ スキームを作成]
をクリックして [新しいセキュリティ スキーム] ダイアログ ボックスを開きます。スキームの名前と説明を入力し、カスタム外観を設定して、[次へ] をクリックします。セキュリティの種類として [証明書(公開鍵)]を使用] を選択します。証明書ベースのセキュリティ スキームが既にある場合は、それを編集してから続行します。詳細については、セキュリティ スキームを参照してください。
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次のいずれかの操作を行って、証明書によるセキュリティ スキームを適用します。
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[はい] をクリックして、ドキュメントのセキュリティ設定を変更します。
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[今すぐ保存] をクリックして、新しいセキュリティ設定を適用します。