面付け
面付けとは、プリプロセス工程で印刷前にページのレイアウトと配置などを準備することです。複数のページを 1 つのページまたは小冊子形式にまとめる場合に特に便利です。
PDF への面付けの適用
PDF ドキュメントに面付けを適用して、[面付け] ダイアログ ボックスの設定に従って印刷されるようにすることができます。前回のセッションの面付け設定は保持されるため、構成を再度行うことなく、結果のドキュメントに基づいて設定を調整できます。
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Right PDF Editor で PDF を開き、[ドキュメント] > [アセンブル] > [面付け]
を選択します。
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[面付け] ダイアログ ボックスで [レイアウト]、[用紙]、[オプション] の各タブをクリックして、必要な設定を行います。詳細については、面付け設定を参照してください。
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(任意) 設定を保存するには、[設定を保存...] をクリックします。設定をインポートするには、[設定を読み込む...] をクリックします。詳細については、面付け設定のインポートまたはエクスポートを参照してください。
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[OK] をクリックして、面付けファイルの結果を確認します。面付けが適用されたドキュメントが新しいウィンドウで表示されます。面付け設定 (レイアウト、用紙、およびオプション) は自動的に保存されるので、結果のドキュメントを確認しながら設定し直すことができます。
面付け設定
[面付け] ダイアログ ボックスには、[レイアウト]、[用紙] および [オプション] の 3 つのタブがあります。現在の面付け設定 (*.ini) をエクスポートして保存し、再利用することができます。
面付けレイアウトの設定
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PDFファイルを開き、[ドキュメント] > [アセンブル] > [面付け]
を選択します。
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[面付け] ダイアログ ボックスで、[レイアウト] タブをクリックし、印刷用紙上でのページの配置とレイアウト、とじしろ、綴じ方、および印刷順を設定します。
ページ レイアウトの設定
[レイアウト] セクションの [タイプ] ドロップダウン メニューから、次のいずれかを選択します。
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2面付け シート上に 2 ページを並べて配置します。
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4面付け シートごとに、左右並びの 2 ページが 2 列配置されます。
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8面付け シートごとに、左右並びの 4 ページが 2 列配置されます。
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カットスタック 列と行数を定義して、シートごとのページ数とその配置を指定します。印刷されたシートを重ねたスタックを切断して、個別のスタックにします。その後、それらのスタックを左から右に選択して積み重ねて、それぞれの積み重ねを小冊子として綴じます。
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順次 元の PDF のページがページ番号順に配列されます。
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繰り返し複製 PDF ファイルの各ページが、別々のシートに印刷されます。[行] と [列] の値を設定することで、部数を指定します。
面付けのとじしろの指定
[とじしろ] セクションで、単位 (pt、in、mm、cm) を選択し、次の設定を行います。
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垂直 並べて配置された 2 つのページの間の間隔です。
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水平 ページの行間の間隔です。このオプションは、[2面付け] が選択されている場合には使用できません。
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スプレット [8面付け] が選択されている場合の 2 列目と 3 列目の間の間隔です。
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クリープ クリープを相殺するため、サドル ステッチの小冊子がトリミングされる内側のページ スプレッドを調整して、外側の余白を一定に保ちます。クリープ値は、余白のサイズ、ページ数、および用紙の厚さによって異なります。
小冊子の綴じ方
[綴じ方] セクションで、[タイプ] ドロップダウン メニューから綴じ方の種類を選択します。
印刷順の指定
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[印刷順] セクションで、[スタイル] ドロップダウン メニューから印刷順序を選択します。[スタイル] オプションは、[4面付け] と [8面付け] のレイアウトを選択した場合にのみ使用できます。
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標準 あるプレートで片面を印刷してから、用紙を裏返して、もう一方の面を別のプレートで印刷します。その際、グリッパーは同じ部分を、ガイドは反対側を使用します。このオプションは、[4面付け] と [8面付け] のレイアウトが選択されている場合にのみ使用できます。
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片面用印刷 シートの片面を印刷してから、それをグリッパーから背面に向けて裏返し、同じサイド ガイドとプレートを使用して、もう一方の面を印刷します。このオプションは、[8面付け] のレイアウトが選択されている場合にのみ使用できます。
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クロス折 シートの片面を印刷した後で、それを左から右へ裏返してもう一方の面を印刷します。その際、用紙の同じエッジをグリッパー (リード エッジ) として使用し、両面に同じプレート セットを使用します。このオプションは、[4面付け] と [8面付け] のレイアウトが選択されている場合にのみ使用できます。
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[2面付け]、[4面付け] と [8面付け] 以外のレイアウトを選択すると、[両面] の選択/選択解除ができるようになります。これによって、用紙の裏面に印刷するかどうかを指定します。
面付け用紙の設定
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PDF ファイルを開き、[ドキュメント] > [アセンブル] > [面付け]
を選択します。
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[面付け] ダイアログ ボックスで、[用紙] タブをクリックしてページ サイズに最も適した用紙を指定し、ページ コンテンツのスケールと余白を設定します。
用紙サイズの指定
[用紙種類] セクションで、必要に応じて次の操作を行います。
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自動調整 ページ サイズに最も適した用紙に面付けファイルを印刷します。
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用紙のサイズに合わせる 指定した用紙に面付けファイルを印刷します。標準用紙 (A0~A4、B4、B5、Executive、Ledger、Legal、Letter、Screen または Tabloid) を選択するか、カスタム用紙を使用する場合はこのオプションを選択します。カスタム用紙を指定して追加するには、[追加...] をクリックし、[カスタム用紙] ダイアログ ボックスで用紙に名前を付けて、幅と高さを定義します。[OK] をクリックすると、カスタム用紙が [用紙種類] リストに追加されます。カスタム用紙は編集や削除が可能です。
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自動回転 面付けファイルのページが自動的に回転し、選択した用紙サイズに最も適した状態で配置されます。
ページ コンテンツを用紙に合わせて配置
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[用紙種類] セクションで、[用紙のサイズに合わせる] を選択し、リストから用紙を選択します。次の操作を行います。
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[余白] セクションで、印刷時の用紙の余白 (上、下、左、右) の値を定義します。別の単位を選択することもできます。
面付けオプションの設定
[オプション] タブで、ページを断裁する場所を示すためのトンボ マークとプリンタがページを正確に位置揃えするためのレジスタ マークを追加することができます。また、必要に応じて両面印刷の設定や他のオプションを調整することもできます。
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PDFファイルを開き、[ドキュメント] > [アセンブル] > [面付け]
を選択します。
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[面付け] ダイアログ ボックスで、[オプション] タブをクリックします。
印刷マークの出力
[印刷マークを出力] セクションで、次の操作を行います。
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[トンボ] セクションで、[トンボ] をオンにして、面付けファイルにトンボ マークを追加し、次の選択を行います。
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ファイルにレジスタ マークを追加するには、[レジスタ マーク] セクションで [レジスタ マーク] をオンにし、レジスタ マークのスタイルを選択します。
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説明 [説明] をオンにすると、印刷時にノート (例えば、折: 1、シート: 1 など) が中央の余白に追加されるようにできます。
両面印刷の順序の設定
[両面印刷設定] セクションで、次のいずれかのオプションを選択し、印刷前にシートの裏面に反転するかどうかを決定します。
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インターリーブドキュメント (表、裏、表、裏) 最初に用紙の表面に印刷し、次に用紙の裏面を印刷します。その後同じ順序で、次の用紙に印刷します。
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最初に表面印刷、その後裏面印刷 すべての用紙の表面を印刷してから、次に同じ順序で裏面を印刷します。
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最初に表面印刷、その後裏面印刷(リバース) すべての用紙の表面を印刷してから、次に逆順で裏面を印刷します。
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シートの裏面に反転 オンにすると、裏面の印刷前に用紙が 180 度回転されます。
面付けレイアウトのサンプル
小冊子のレイアウト
2面付け、4面付け、または 8面付けレイアウトで、綴じ方、印刷順序、および両面印刷方法が異なる面付けファイルを生成できます。以下のレイアウトのサンプルを参照ください。

2面付け、中とじ、最初に表面印刷、その後裏面印刷、シートの裏面に反転

4面付け、無線とじ、標準、インターリーブドキュメント、シートの裏面に反転

8面付け、中とじ、標準、インターリーブ ドキュメント、シートの裏面に反転

8面付け、無線とじ、クロス折、最初に表面印刷、その後裏面印刷、シートの裏面に反転しない
小冊子以外のレイアウト
4 列 2 行のカットスタック

カットスタック、両面、インターリーブ ドキュメント、シートの裏面に反転

カットスタック、[両面] を選択解除、インターリーブドキュメント、シートの裏面に反転
4 列 2 行の順次

順次、両面、最初に表面印刷、その後裏面印刷、シートの裏面に反転にしない

順次、[両面] を選択解除、最初に表面印刷、その後裏面印刷、シートの裏面に反転
繰り返し複製

面付け設定のインポートまたはエクスポート
面付け設定のエクスポート
現在の面付け設定を保存して再利用することができます。
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[面付け] ダイアログ ボックスで、[設定を保存...] ボタンをクリックします。
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[設定を保存...] ダイアログ ボックスでファイル名と保存場所を指定し、[保存] をクリックします。
注意: PDF ドキュメントから作成された面付けファイルでは、コメントは無視されます。
面付け設定のインポート
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[ドキュメント] > [アセンブル] > [面付け]
を選択します。
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[面付け] ダイアログ ボックスで [設定を読み込む...] ボタンをクリックします。
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[設定を読み込む...] ダイアログ ボックスでインポートする面付けファイル (*.ini) を選択し、[開く] をクリックします。
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インポートされた面付け設定をそのまま使用するか、必要に応じて設定を編集します。